ターシャやすらかに [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
NHK 喜びは創りだすもの ターシャ・テューダー四季の庭 永久保存ボックス〈DVD+愛蔵本〉
- 作者:
- 出版社/メーカー: メディアファクトリ-
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 単行本
NHK ターシャからの贈りもの 永久保存ボックス<DVD+愛蔵本>魔法の時間のつくり方
- 作者: ターシャ・テューダー/NHK テレコムスタッフ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/10/17
- メディア: ハードカバー
思うとおりに歩めばいいのよ―ターシャ・テューダーの言葉 (ターシャ・テューダーの言葉)
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 1999/11
- メディア: 大型本
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/11
- メディア: 大型本
〔数量限定生産〕NHK ターシャ・テューダー<DVD+愛蔵本>スペシャルBOXセット
- 作者: ターシャ・テューダー・NHK テレコムスタッフ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: ハードカバー
バーバラ・クーニーさんの作品 [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
今日は、好きな作家の一人「バーバラ・クーニー」さんの
作品を紹介します。バーバラは、主に絵を手がけていることが多いですが、
バーバラが絵を描いている本は、
きっと、バーバラ自身がとっても気に入っているおはなしだと強く感じます。
彼女のキャラは、何冊かみていると、感じ取れると思います。
女性の方は、きっと、好きになっちゃう!
なんていうか、女の子が「凛」としてる感じがいいのかなあ。
私は、
ちいちゃな女の子のうた「わたしは生きてるさくらんぼ」
という作品が大好きです。
自由で、まっすぐな心の女の子。
それは、なんとなく永遠に憧れちゃう感じ。
でも、そこいら中にいる女の子が持っている感性。
みていると、自分も凛としちゃうんですよ。
ご紹介したい作品の画像がなかったのですが、
ありったけ、バーバラ!を探しましたので、気になる作品があったら、
ぜひ、見てみてくださいね。
絵に奥行きとか、広がりとか、世界は広いんだぞ〜って
そういう爽快感を感じる絵ですよ。
ニール・カーティスさんの絵 [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
今日も、MOEの中から紹介します。
新刊絵本のページで、とても気になった絵本です。
ある晩、散歩の途中で知り合ったネコとサカナ。
違う世界から来た、ちがう質感のふたりが心を通わせ、
仲良く戯れるシーンの数々が広がるそうです。
是非、みてみたいなと思います。
MOEの中では、エッシャーの版画を彷彿させる
と書かれていました。
ほんとうに、この表紙だけでも、すごく
引きつけられますよね。
お値段は1365円なりです。
一冊、買おうかな〜って思っています。
Kveta Pacovska(クヴィエタ・パツォウスカー) [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
今月号のMOEの海外絵本のページに載っていた本で
とっても気になった作家さん
Kveta Pacovska(クヴィエタ・パツォウスカー)さんの作品を紹介します。
色づかいや、展開が斬新で読者の期待を超えてきます。
自由で、たのしげな雰囲気が特徴です。
見ていると、自分の中にもアイディアがわいてくるような感じ!
チェコ生まれの、国際アンデルセン賞画家です。
The Little Flower King: Kveta Pacovska ; Translated by Anthea Bell
- 作者: Kveta Pacovska
- 出版社/メーカー: North South Books
- 発売日: 1996/03
- メディア: ハードカバー
The Art of Kveta Pacovska (The Art Of...catalogues)
- 作者: Michael Neugebauer
- 出版社/メーカー: North South Books
- 発売日: 1994/09
- メディア: ペーパーバック
Rund und eckig. Ein Formenspielbuch
- 作者: Kveta Pacovska
- 出版社/メーカー: Ravensburger Buchverlag G
- 発売日: 1994/07
- メディア: ペーパーバック
gruen rot alle. Ein Farbenspielbuch
- 作者: Kveta Pacovska
- 出版社/メーカー: Ravensburger Buchverlag G
- 発売日: 2002/05
- メディア: ペーパーバック
世界一素敵なおばあちゃん!絵本作家ターシャ・テューダー [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
3月10日NHKのハイビジョン番組で
「ターシャ・テューダー 魔法の時間の作り方」が放映されました。
ターシャ・テューダーは女性。それも、とびきりかわいいおばあちゃま。
91歳の現役、絵本作家。
アメリカの児童文学の最高の賞であるコルデコット賞2回受賞。
イギリスのウェールズ生まれ、現在はアメリカのバーモント州にお住まいです。
人形作家でもあり、
世界的なガーデナーでもあります。
NHK 喜びは創りだすもの ターシャ・テューダー四季の庭 永久保存ボックス〈DVD+愛蔵本〉
- 作者:
- 出版社/メーカー: メディアファクトリ-
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: 単行本
ターシャの暮らしは19世紀初頭の暮らしと言われています。
開発に拍車がかかる現代人の私たちからは考えられないほど、
ナチュラルな暮らしぶりです。
ほとんど、自然のものから恩恵をうける生活です。
生きていることを楽しんで―ターシャ・テューダーの言葉 特別編
- 作者: ターシャ テューダー, リチャード・W. ブラウン
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
庭や森を育て、花を育て、子供を育て、空想の世界を育む。
森になったリンゴを食べる。
ミツバチのつくった蜂蜜をいただく。
その蜜蝋でろうそくをつくる。
庭(ガーデニング)で世界中にお友達ができ、
子供たちや、一緒に暮らす動物たちをスケッチして絵本にする。
お客さんを喜ばせるために、料理に趣向をこらし、クックブックになる。
そして、今はその生き方そのものが、あこがれの世界の人になる。
同居しているのは、コーギー犬メギーと、野生の迷い鳩ロザリナ、
まっしろなクジャク鳩たち。
それに、世界一ハンサムなにわとり、チカホメニー。
スープのさめない距離に、息子家族が住んでいて、毎日、自転車で来て
様子を見にきてくれます。
息子さんも、人形から実際に使うサイズまでの家具職人。
息子のお嫁さんは、アメリカで有名な人形作家。
孫夫婦は、ガーデナー。
みんな、みんな、ターシャに教えてもらったことで、楽しく生きています。
四季折々の魔法の時間を一緒にすごした人は、最高に幸せに暮らしています。
そこには、いつでも、イマジネーションがあふれているのです。
イースターのおはなし―ターシャ・テューダー・クラシックコレクション
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
庭に出て、紅茶を飲む姿や、今は懐かしい形のワンピースに、ショール。
ターシャ自身が、まるで絵本の中の人みたいです。
この、放送をみているだけでも、本当にそれを感じることができます。
絵本好きな方、ナチュラルな暮らしに憧れている方、自然が好きな方、
お人形が好きな方、この番組を見れたでしょうか。
本当に、私自身が感銘を受けてしまい、ますます絵本作りをしたいと
思うようになりました。
ターシャが絵本を作るとき、どんなふうに作っているのかも、
惜しみなく全部、語ってくれました。
そこには、いつも、誰かを喜ばせてあげようとか
びっくりさせようという、かわいい気持がつまっています。
私も、こんな人になりたいな。
今日は憧れのおばあちゃん絵本作家、
ターシャ・テューダーさんをもっともっと知ってほしい
という気持ちでブログを書きました。
彼女の愛情いっぱいの絵本や、お庭の写真集を手に取って
忘れてはいけない気持を思い出していただけたらなと思います。
カナリアのシスリーB―ターシャ・テューダー・クラシックコレクション
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
ホワイト・グース―ターシャ・テューダークラシックコレクション
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
エドガー・アラン・クロウ―ターシャ・テューダー・クラシックコレクション
- 作者: ターシャ テューダー
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
第6回 ロジャー・デュボワザン [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
ロジャー・デュボワザンさんの作品は、私の大のお気に入りです。
ぜひ、みなさんにも共感していただけたらと思います。
1904年、スイスのジュネーブに生まれました。
織物デザイナーとしてアメリカへ渡り、初めて子供の本を描いたのは
1932年のことです。
以来40年間の間に130冊以上もの絵本を世に出しました。
中でも、動物を主人公にした作品は、暖かくて、ユーモアたっぷり。
子供たちを、人生のやわらかい信頼へ導いてくれるようです。
私も、すっかり、このあたりの技にとりこになっています。
わかっちゃいるけど、涙がでちゃう・・・・そんな、やさしさがいっぱい。
1948年コールデット賞を受賞。「しろいゆき あかるいゆき」という作品。
でも、日本で最も有名な作品は、↑にご紹介したガチョウのペチューニアシリーズ。
けっこう、笑えるし、わかる!わかる!っていう感じです。
130冊もでているなら、一度に、130冊読んでみたいな~。
第5回 レオ=レオニ さんの紹介 [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
レオ=レオニさんは、1910年、オランダのアムステルダムに生まれ、
イラストレーター、グラフィックデザイナー
絵本作家としてアメリカで最も活躍した芸術家の一人です。
題材や、絵は幻想的なのに、いつも、人間の生きている現実を
しっかりととらえて、生きる喜びをメッセージしています。
よくあることだ、ってことが、うまいぐあいに、描きだされており、
だれにでも、親近感を与えます。ほんと、ほのぼのしちゃいますよ。
そうだよね、そういうふうになるといいよねって、つぶやいちゃう。
ぜひ、手にとって、レオ=レオニ作品を、何冊もごらんください!
アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし
- 作者: レオ・レオニ
- 出版社/メーカー: 好学社
- 発売日: 1975/01
- メディア: -
第4回ウイリアム・スタイグさんの紹介(アメリカ) [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
絵本カフェでたまたま手にとって
「なつかし、かわいい」
という感想をもった
「ロバのシルベスターとまほうのこいし」 評論社(コルデコット賞受賞1970)
この、作者がウイリアム・スタイグさんです。
1907年、ニューヨークに生まれた彼は、
芸術一家に育ちました。(ちなみに、彼の息子達もみんな芸術家)
1930年
ザ・ニューヨーカーに、初めてマンガが掲載されました。
読者の反響が大きく、それ以来ずっと、マンガを描きつづけます。
1968年、60歳を機に、子供の本に力を注ぎ、
三作目の絵本が、
「ロバのシルベスターとまほうのこいし」です。(受賞作)
その後も、意欲的に作品をつくり、良質な、数多くの作品を残し、
2003年10月に、天国へ旅だたれました。96歳
ウイリアム・スタイグさんの作品で、
「みんなぼうしをかぶってた」というのがあります。
この絵本には、彼の8歳の思い出が綴られています。
ヨーロッパで第一次大戦のころです。
戦火から逃れ、アメリカに移住してきた人々の
生活の様子がかかれています。
(スタイグさんの8歳当時の写真と、年老いてからの写真もがのっています。)
この作品の絵は、かわいくおちゃめな感じで、まとまっています。
一見、8歳の思い出をつづってあるんだなあと、
ほほえましく思うかもしれません。でも、実は、
現実の姿と、痛烈な疑問を、かわいい表現の絵の裏にかくして投げかけているのです。
それに気がつくと、グサグサっと痛いところをつかれた気になってしまいます。
「よくあることで、あまり感心しないこと」が反映されています。
・・・・内容・・・・
8歳のスタイグの周囲では、
戦争をよそに、
豪華なハネのついた帽子をかぶったり、
こじゃれた犬をつれて散歩したり、
オペラをみたり、馬にのって写真をとったり
コルセットをつけたり、ハイヒールをはいたり・・・と
とても派手な生活をしていたんだよ~
ってことを、かわいい絵で表現しつつ、
お金持ちだから、戦火をのがれて、
移住してこれたんだよ。
それでね、お金持ちの人たちは、
移住してきたら、戦争のことなんか忘れて、
おしゃれに一生懸命だったんだよ~。
と、痛烈に、「ひにくっている」作品なのです。
「でも、これが現実だよね・・・!」
って、わかってしまうところが大人。
フッと笑ってしまいます。
もちろん、苦笑いね。
絵本は奥深いです。
大人は、いろんな角度で楽しむことができます。
とても、勉強にもなります。
是非、一度、ウイリアム・スタイグさんの
絵本の世界をたずねてみてください。
すごい、メッセージがこめられていることが多いですよ。
関連の記事
http://www02.so-net.ne.jp/~minako/ehon/steig.htm
第3回ジョン・バーニンガムさんの紹介 [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
誰がみても「ほほえましい」と感じてしまうのでは?
と思える作品を書き続ける、イギリスの有名な絵本作家
ジョン・バーニンガムさんを紹介します。
図書館で、たくさんの彼の作品を読んで、
本当に自分にも絵が描けるなら、ジョンのような、あったかい絵が
描きたいとつくづく思いました。
彼の作品は、子ともの真性をうつし出し、
子供を理解する大人をうまく寄り添わせている。
現実によくおこっているけど、見逃しがちなことを、
うまく取り上げ生き生きと、描きだしています。
どの作品も、小さな子供に喜んでもらえる作品なのに、
大人がよんでも、感銘を受けるものになっています。
図書館でみつけたら、ぜひ、複数の作品に目を通してみてください!
損はさせませんよ(笑)人間性が、豊かになること間違いなし。
ジョン・バーニンガム John Burningham
1936年4月27日、イギリスのサリー州に生まれる。
少年時代は10回も転校を繰り返した。セントラル美術校卒業。
兵役を拒否し、スラム街を掃除したり、農場や森林、
病院で働いたりした豊富な経験が、のちの絵本にも生かされた。
1963年『ボルカ』でデビュー、ケイト・グリーナウェイ賞受賞。
1970年『ガンピーさんのふなあそび』で同賞を再び受賞。
1985年には『おじいちゃん』でエミール/クルト・マッシュラー賞を受賞。
アニメーション映画にもなった。
(*おじいちゃん に ついて・・・
バーニンガムだし、おじいちゃんと孫のほのぼのした物語を想像しましたが、
これは絵本には珍しく死を主題にしたものです。)
1971年には、80日間44000マイルの世界一周旅行をしたおり、
日本にも立ち寄り、それが絵本『80日間世界一周』となった。
また、イアン・フレミングの『チキチキバンバン』の映画に協力、
デザインを手がけた。
1964年、絵本作家のヘレン・オクセンバリーと結婚。
ロンドン北西部のハムステッドに住んでいる。
おすすめのジョン・バーニンガムの絵本をご紹介します
*旅するベッドについて*
古道具屋から買ったジョージーのベッドは魔法のベッドだった。
ジョージーはそのベッドで毎夜、旅をすることになる。
着地した野原では、集まって来た妖精たちに本を読み聞かせたり、
空飛ぶ魔女たちと一緒に飛行したり、想像力をかき立てるシーンが連続する絵本。
ジョン バーニンガムさん関連のHP
http://www.sgy2.com/bilbo/books/ehon2/burningham/
http://www.labo-global.co.jp/labo_shokai/minade/kouen/Burningham.html
http://www.holp-pub.co.jp/gakusyuu.set/set/John%20Burningham%20set.html
第2回 ビアトリクス・ポターさん(ピーターラビットの作者) [世界の絵本作家さんのご紹介 ]
ピーター・ラビットの世界、絵本が好きな方なら
一度は覗いて見たことありますよね?
今日は、私自身、大変感銘をうけた作者さん、
ヘレン・ビアトリクス・ポターさんをご紹介いたします。
1866年7月28日、ロンドンの閑静な街で生まれ育ちました。
裕福な家庭だったので、多くの使用人を抱えた家でした。
ビアトリクスは弟のバートラムと共に乳母に育てられ、
両親と常に一緒だということはありませんでした。
ビアトリクスの世界は6歳はなれた弟のバートラムと過ごす
3階のこども部屋が全てでした。
とても、仲がよい兄弟で、いとこ以外の子供とはあまり会ったことが
ありませんでした。それでも、二人は楽しく過ごしました。
二人とも、絵が大好きだったからです。
両親も絵が好きだったので、絵を描くことのすばらしさを
二人の子供に伝えたのです。
裕福だった父親は、子供のために絵の教師を雇ったくらいです。
二人は子供部屋で、様々なペットを飼って絵をかきました。
ビアトリクスとバートラムは動物の形態をくわしく知るために、
死んだペットの骨格もしらべました。
(私の机の上の資料には、二人の描いた
当時の絵の写真がありますが、信じられないほど、うまいです。
子供が、こんな、写真みたいな絵をかけるんだなあと目からウロコです。)
のちに、弟のバートラムは熟達した風景画の画家となりました。
ビクトリアスも、当時一流の画家、ジョン・エバレット・ミレーに
「絵をかける人はたくさんいるが、君は優れた観察力をもっている」
と大変なほめ言葉をもらうくらいの腕前でした。
1893年(27歳)ビアトリクスは、親戚にペットの報告を兼ねて、
カードや手紙に絵とおはなしを描いて送りました。
これが、大好評!
のちの、ピーター・ラビットの始まりです。
1901年(ビクトリアス35歳)のクリスマスに、
親戚に大好評だったピーター・ラビットのお話を250部印刷し、
私家版の本が出来上がりました。(自費出版)
1902年、信頼する牧師さんが出版社の人を納得させました。
フレデリック・ウォーン社は、すべての絵に色をつけるならOKと約束しました。
ビアトリクスは承諾し、商品としての最初の出版が実現しました。
そこからです、ピーター・ラビットというスターが誕生したのは。
その後、各国で翻訳されファンができました。
2002年には、100周年を記念して
新版 ピーターラビットが出版されました。
ビアトリクスは何よりも自然を愛し、田舎を愛しました。
ピーターラビットの世界に生きるキャラクターたちは、
身近な生き物ばかりです。
47歳のとき、イギリス湖水地方のヒルトップとその周辺の土地を
購入する手伝いをしていた弁護士 ウイリアム・ヒーリスさんと結婚。
ビアトリクスは、自然をそのまま残したい、昔ながらの生活を
次の世代の人に引き継いで欲しいという願いをこめて、土地や
農場を買い足して管理しました。
晩年、68歳のころから、友人にこんなことを言いました。
「私は、長い間、お話の本を描いてきました。もう、目が弱ってしまい、
絵はかけません。でも、まだ、私には、楽しいことがあります。
古いオークの家具、古い家や、湿った壁、それらの手入れです。
歳をとった私が、果たす課題なのです。」
その後77歳で、亡くなりました。
全ての土地を、ナショナルトラストに寄付し、
このままの景色を残して欲しいと、遺言しました。
遺骨は、羊飼いのトムだけが知っている秘密の場所に
散骨されたそうです。
長くなってしまいましたが、一口に語れる人ではありません。
味わい深い、とても心の美しい人なのです。
同じ女性として、見習いたいところがたくさんあります。
自分のことばかり考えるのではなく、自然のこと、
次の世代のこと、自分にあたえられた課題などを、
楽しみながら、人生を味わいたいなと思います。
やっぱり、ピーターラビットの世界にどっぷりつかる日も
一日つくらなくちゃと思っています。
最近、そんな予定ばっかりだな・・・・・(笑)